親の介護と猫たちと

50代になり、父親が2年前から認知症の症状が出始め、姉妹で交代で見てきましたが、この度、独身次女の私が実家に戻って介護をすることになりました。かわいい外猫のお世話もありまして、毎日てんやわいやであっという間に過ぎてしまう為、記録を残して反省したり自分を励ましたりして、感謝して過ごせるようにしたいと思っております。

4/15(土)

7時頃下に降りると母が

起きてた。

朝食の準備始めると

母が「ご飯あるのか?」と聞いてきた。

「あるよ」と素っ気なく言った。

大分前の冷凍ご飯を出すつもり

だったので、あせったの私。

機嫌の悪い母は、

「たいした女中さんだ、この人は

こんな遅い時間に起きてきて、、」

「遅くないでしょ。まだ7時だよ

7時からにさせて下さい!」

と私も大きな声を出した。

とりあえず、ご飯も炊いておこうと、

釜を見たら、釜の横にお米に水を

はった内釜が置いてあった。

「お母さん、お米といでくれたんだね?」

と居間の炬燵に居る母に聞いた。

「そうなんだけど、やり方忘れ

たんだ、、」

私が、ちゃかちゃかご飯炊くように

なって、母がご飯がいつも炊いてあるか

気にしなくなってしまい、

ボケが進んでてしまった、、

どうしよう、、また米研いだりして

もらおうか、、

その後朝食はできたが、

怒った母は、食べないと言いはり、

ブツブツ私の悪口を言い出した。

貸した金返せとか山で男と

会ってるとか、、言い出した。

朝食はテーブルに乗せたままになった。

私は2階に上がり自分の部屋を

掃除した。

しばらくして2階に上ってきた

母が「金出してよ、何にも買いに

行けない」お金何万か持ってたはずだが

しまった場所を忘れたのだ。

無くなったと私のせいになるから

あんまり渡したくないのだが、、

1万、2万でいいと言うので、

一万円をサイフから渡した。

その後安心したのか大人しくなった。

私は2階で掃除したり

スマホ見たりしてた。

すると、母が2階に上って来た

「お父さんに謝りたいから

連れて言ってほしい」

「何処に?」

「寿司屋で待ってると言うんだ」

また寿司屋か、、

寿司屋に御礼に行って以来

母は、父がそこで女と会ってて、

その女は寿司屋の横のアパートに

住んでて父とは長い仲で、

子供も居るだろう

(その女がやってきたら)大変だ!

くらいの妄想になってる。

それでずっと父の悪口を言ってたが、

今だけはちょっと変わってて、

「私が、悪いからこうなったんだ

お父さんに謝らなきゃ」

と謝罪の気持ちが強くなってる

ようだ。

「連れて行っても良いけど、

行ったこと忘れちゃうからな~

この前、寿司屋に御礼に行ったの

覚えてる?」

「覚えてる」

「じゃぁ、これが最後だよ、

もう行きません。って紙に書いてね」

と、便箋に日付と書いて貰った。

そしてランチと出掛けたが、

今は昼はやってなく、

夕方出直した。

車の中では、案の定父への

謝罪の言葉は無く、ずっと

父が女と仲よくて、そのせいで

会社を辞めさせられた。恥ずかしい

云々ブツブツ言ってた。

寿司屋でテイクアウト作って貰う

間、女将さんに女の話をすることが

でき、色々察してくれた女将さんが、

その彼女は私のことだと言ってくれた。

帰りの車の中で

「商売だから、上手く言うんだから」

と、父に女いる説は母の中でガチに。

母の中でその女は30代で下手すると

20代かもしれないとのことらしい。

 

帰宅して、折詰めをたべながら、

母はテンション高めだった。

「まったく、90才の爺さんが、

20か30代の女と子供作るなんてな、

おどろくな」とにぎやかだった。

母のおしゃべりに付き合ってたが、

テレビに飽きたのか、

そろそろ寝ると言って風呂に

入ってくれた。

自分でも昨日一晩中寝れなかった

と言ってて心配たが、

あっさり寝てくれ、朝まで

良く寝れたようだ。