親の介護と猫たちと

50代になり、父親が2年前から認知症の症状が出始め、姉妹で交代で見てきましたが、この度、独身次女の私が実家に戻って介護をすることになりました。かわいい外猫のお世話もありまして、毎日てんやわいやであっという間に過ぎてしまう為、記録を残して反省したり自分を励ましたりして、感謝して過ごせるようにしたいと思っております。

4/8(土)夕べは夜中母が2階に

上ってきて騒いだり

大変だったが、その後自分の

ヘッドで寝てくれたが、

朝の4時頃には起きて、バタバタ

する音が聞こえた。

7時半頃下に降りたら

母がトイレから出て来て

「旦那さん、ご飯どうしてるんだろ」

「亡くなったからもう食べないでしょ」

「だって、まだいるんでしょ」

「あの世に行ったんだよ」

母は不穏だった。寝起きはせん妄が

あるのか、、朝食後は普通になった。

 

4/9(日)母は朝から機嫌が悪く

ずっと父の悪口を言ってる。

寿司屋に御礼をしに行って以来

父には女がいてそのせいで、

母のお金も使われ、会社を辞めざる

おえなかったと、妄想が酷い。

でも父の悪口を言ってる間は、

私に攻撃してこないので、

「うーん」と聞いていた。

 

4/10(月)朝起きて下に行くと

母は起きていて、服を探してた。

「子供の為に服を買ってない

のに、良いのは全部持って行って!」

私の顔見て

「持って行ってたら、返せな」

「持ってってないよ!持って行った

持って行ったと言われるから、

かーちゃんの服なんて見たくもない!」

その後、ぐちゃぐちゃな箪笥を

整理して、籠数個にパンツ、

肌着、靴下、ズボンと分けてあげたら

落ち着いてくれた。

そしてまた、父の悪口を言い出した。

「私に借金返してくれ」と

言ってる、とブツブツ念仏。

「お父さんは、借金してないよ

大丈夫だよ、もうお父さんの

悪口言わないで、お母さんボケたの?」

母の顔が、少し正気に戻った。

「寿司屋に行って以来変だよ

また何か付いて来たのかな」

と私は母の背中をさすった。

「もう、悪口言わない、うらまない

許す、忘れる。にして下さい!」

と私はいつの間にか、母に訴えてた。

その後母は父の悪口を言わなくなった。

買い物に行ったついでに、公民館に

寄って陶芸教室の申し込み案内を

もらってきた、母に違う世界を、

と私も切羽詰まる。

 

4/11(火)

朝から機嫌が悪い。

「ここには住みたくない」

「じゃあ、聖子おばちゃんと

同じ施設に入る?お母さん入れるよ」

「嫌だ」

「あのさ、私と一緒に陶芸教室に行く?」

「どこの?」

「公民館の、安いよ」

「市役所の、嫌だ」

「お母さんのこと知ってる人なんて

もういないよ、皆若い人ばかりだよ

私も一緒だから大丈夫だよ」

「わかった」

午後早速申し込みに行った。

でも来週末まで教室がない。

時間があくげど大丈夫かな(⁠*⁠_⁠*⁠)

 

4/12(水)

母は朝から機嫌が悪かった。

父の悪口を言ってる。

昼食後、私は居間の炬燵で寝てしまい

母が毛布か何か掛けるか?と聞いて

くれたのに、眠くて無表情で「いい」

と言って2階に上って寝てしまった、

これダメしてしまった。

しばらくして、買い物に行こうと

下に降りると、母はジャンバーを

着て出掛ける様子だった。

「何処に行くの?」

「どこだっていいじゃないか!

私の勝手なんだからな」

「お父さん、何処に居るか

聞いてくるんだ」

「誰に聞くの?」「ゴニョゴニョ」

言ってることがおかしいが、本人は

必死のようだ。表情も取り憑かれ

てるような感じに。

「お父さんに、お金のことなど聞

くんだ」

「お父さんは、あの世に行ったの」

「いいんだ!なんだ、お前も気を

つけろな、あの男友達に持って

かれるぞ」

「男友達なんていないよ」

「いいんだ、わかってんだ」

「ここ通って、白シャツ持って

行ってたっけ」

「だから友達なんて入れた

ことないよ」

「もういいんだ」

「私も今日、体調悪いのよ、

頭も痛い、だからごめんなさい」

私は取り敢えず謝った。

母は出掛けるの面倒になったのか、

炬燵に入った。

その後私は買い物に行った。

 

4/13(木)

母は朝起きると、普通だった。

朝食後、父の悪口をブツブツ

言ってたが、

午前中に桜を見に行こうと

言ったら、素直に行くと

言ってくれた。

10時頃に出発するからと

伝えたら、オシャレに着替えた。

車の中では、ずっと父の悪口を

言ってた。桜の場所に

到着すると、最初は嫌だと

言ってたが車から出て

一緒に歩いてくれた。

帰りに牧場のソフトクリームの

店に寄って、2つ購入して

車の中で食べた。

母は、「アイス食べたら落ち着いた」

と言ってくれた。少しの楽しみは

必要だと思った。

帰宅してから、昼食にうどんを

作った。昼食後買い物に行ってくる

と行ったら、「何買うの?配達のに

すればいいのに」と言ってきた。

「大根とか、配達は考えておく」

と言って、そそくさと家を出た。

精米もしに行かなきゃ。

その晩は母もぐっすり寝たようだ。

 

4/14(金)

朝起きたら母は、普通だったが

お腹痛いと言うので、

母はもう一度ヘッドに入った。

私は朝食作りを途中で止めて

2階に上った、しばらくして

バタバタ音がしたので、

下に降りると母が起きてたので

朝食を出した。

新聞のチラシに、檜木の家の

チラシがあった。

母に檜木だってスゴイね、と

チラシを見せると、

家建てたいな、と母が言った。

「そうだね」と私は受け流した。

その後2階に上ってた私、

10時過ぎまで下に降りないでいたら、

母が2階に上ってきた、

「助けてくださんないか、

家建てたいと思うんだけど

私のお金で建てられるか」

「建てられない」

「そうか」ブツブツ

「あの女とそんなに長かったなら

子供もいるかもしれないな、

私あのへん見に行こうと思うんだ」

ブツブツ

なんだか、妄想がすごくなってる。

昼食後、しばらくして買い物に

行こうとしたら、母が居間に電話

持ち出して、何処かに掛けようと

してるので驚いて、何処に

掛けるの?と聞いたら、

「寿司屋にお父さん、何処に

行ったか聞こうと思って」

「何言ってるの、お寿司屋さんの

奥さんは、霊能者じゃないんだよ

そんなの分かる訳ないでしょ」

なんとか、電話を止めた。

ごねるので、電話で上手に聞けるの?

今から行ってこようと思って。

今は忙しいよ、迷惑だよ。

明日のお昼にしたら?

「食べなくて、いいんだ

聞きたいだけなんだあの女のこと」

「お店なのにそういう訳にいかないよ、

「そうだな、食べないとな」

そのまま有耶無耶にした。忘れて

くれるといいけど。

夕飯後テレビもつまらないと

すぐお風呂に入ってくれた。

私もその後風呂後2階に上って寝た。

夜中、12時頃母は眠れないようで

ずっと朝までバタバタしてた。

私はいつ2階に上ってくるかと

ビクビクして、ブログを書いた。。