親の介護と猫たちと

50代になり、父親が2年前から認知症の症状が出始め、姉妹で交代で見てきましたが、この度、独身次女の私が実家に戻って介護をすることになりました。かわいい外猫のお世話もありまして、毎日てんやわいやであっという間に過ぎてしまう為、記録を残して反省したり自分を励ましたりして、感謝して過ごせるようにしたいと思っております。

夜父が庭に出て、枕を探す。

土日は、姉夫婦が来てくれて、
ドタバタして過ぎた。
最近は、姉がタジン志麻さんの
レシピが書いてある新聞を
持って来て、料理してくれる。
今回は、カラメル大根だった。
「カラメルって、プリンの?」と
私は解せぬ雰囲気で言ったら、
甘さを控えてくれたらしく、
普通の大根の煮物に成ってしまった。
カラメルにしてもらった方が
斬新で良かったかも。
ごめんなさい姉(/´△`\)
父も土日は機嫌が良かった。

月曜日の夜はまた
母がお風呂に入ってる時に
父がわめきだした。
「2階にいる人誰だ
挨拶してもらったことも無い!」
母 がお風呂から上がってからも、
母に「東京からきてる人が
いるのか?えりこか?」
(えりこというのは、父の姪です)
「誰も来て無いって」
と父の相手をしない感じです。
私も「誰も来てないよ、土日お姉が来たから
勘違いしてるだけだよ」と言ってなだめた。

やっぱり、私が母より先に
追い炊きしてお風呂に入ると
暴れるのかな( ´△`)
気を付けないと、、

水曜日の昼に母が縁側の
日当たりの良いとこに
座って寝てしまい、
「お昼ご飯だよ~」と言っても
「眠いから今いい」とうとうとしてて、
そのまま寝せておこうかと思ったら、
父が母を見て驚いたように、
「具合悪いのか、早く病院に行け」
とくどくど言い出した。
私は「もう、お父さんが電気代心配して
炬燵もつけないし、お風呂も好きに
入れないし本当に困るよ!」と言った。
すると父は多少驚いた顔をして、
「そんな事ない、好きに使え」と父。
どれだけ分かってるのか、、
言ったこと直ぐに忘れるだろうし( ´△`)
それで、仕方なく母を無理矢理起こして、
ご飯を食べさせた。

ここ2、3日は寒くて風も強く、
父も炬燵むりになってる。
買い物も私にお願いと言ってくる。

金曜日、私が買い物から帰って、
おまかね始める16時近くになると、
また、「買い物行ってくるから書け」と
「風強いから止めた方がいい」と言っても
「風、止んできた、大丈夫だ」
「もう私買い物に行って来たし大丈夫だよ
お父さん食べたいものあったら買ってきて」
と5回くらい繰り返した。

金曜日は、夜寝てると9時くらいに父が
玄関をあけて、何度も庭に出だした。
母も驚いて私を呼んだ、
父が「庭の石のうえに枕を干してたんだ
見て来たけど無いんだよ又見てくる」
「枕なんか無かったよ」と私。
(枕の妄想?)
それでも父は庭に見に行って、
探して無いと分かって戻ってきた。
「無いな、片付けたんだな」と、
一件落着し、皆戻って寝た。
何はともあれ、寝てくれて良かった。