親の介護と猫たちと

50代になり、父親が2年前から認知症の症状が出始め、姉妹で交代で見てきましたが、この度、独身次女の私が実家に戻って介護をすることになりました。かわいい外猫のお世話もありまして、毎日てんやわいやであっという間に過ぎてしまう為、記録を残して反省したり自分を励ましたりして、感謝して過ごせるようにしたいと思っております。

4/22(土)

朝4時頃、母が2階に来た

ドアをノックしながら

「困ってる時は助け合ってよ

夕べ眠れなくて1人出うろうろして、」

ドアを開けると、

「今日までなのか?いつ行くの?」

「何が?」

「家の名義」

「もうお母さんの名義だよ

法務局に書類出すだけだよ」

「書類出すだけなの」

「そうだよ、大丈夫だよ」

「大丈夫、大丈夫ってなにが

大丈夫なの」 

とりあえず、もう一度寝て貰った。

7時頃下に降りると

母はもう居間の炬燵に座ってた。

もう起きてたのごめんと、

朝食の準備をした。

朝食を食べてくれた。

洗濯、掃除として午前中に

野菜を買いに行くと出掛けた。

母も行ってらっしゃいと

言ってくれた。

帰宅後、2人で昼食をとり、

姉にラインしたら、今日は来られない

とのことだった。

私は2階で昼寝してしまった。

下に降りると、母が上着を着て

出掛けようとしてた。

「どこ行くの?」

「どこ行ったっていいだろ」

「まこちゃん(甥)にお父さんどこ

行ったか聞くんだ」

「まこちゃん霊能者じゃないんだから

わからないよ」

「あの女に子供いたか聞いてくる

電話してくれ」

電話してくれとすごい剣幕なので

電話したら留守だった。

留守だよ。と言ったら

落ち着いてくれた。

夕飯も穏やかに過ごし、

お風呂後朝まで寝てくれた。