親の介護と猫たちと

50代になり、父親が2年前から認知症の症状が出始め、姉妹で交代で見てきましたが、この度、独身次女の私が実家に戻って介護をすることになりました。かわいい外猫のお世話もありまして、毎日てんやわいやであっという間に過ぎてしまう為、記録を残して反省したり自分を励ましたりして、感謝して過ごせるようにしたいと思っております。

またまた、やってしまった。

11/7(月)  

そんなに急がなくてもいいのに、

変なとこで急ぎ出して

料理してても、

(母がお腹すいてるんじゃ

無いかと思って)途中で

あわててしまったり、

そんな時母に話し掛けられると

めんどくさそうに

受け答えしたりしてしまう。

後、暴言言われたこと思い出してしまい

イライラして、

母が耳遠いことがいいことに、

「ほんとに、のろいんだから」

とか小声でブツブツ独り言言ったり

してしまった。そういう癖が

ついてしまった。気の弛みだ。

母も聞こえなくても、空気が

悪くなるから何か察してくるようだ。

何となく気不味い雰囲気になり、

母が不穏になってくるのだ。

母を気遣って掃除、洗濯、料理と

してても台無しになってしまう。

そして

11/8(火)

洗濯機の掃除してて、

母に話し掛けられて五月蝿そうに

してしまった。

「まずいな、」と内心思った。

それでも、昼食も一緒にテレビを

見て食べた。今日の母は顔がすっきりして

呆けてない感じでどちらかと云えば

私が苦手だった小学生の頃の

勝ち気な母の顔をしてた。

私は、嫌だな~と思いながら

度々母の顔を確認するように何度か

見てしまった。

昼食後私が買い物に行き帰って来ると、

「お帰り~」と言ってくれた。

しかしなんでか、母にお姉ちゃんは

旦那さんが働いてるからいいけど

あんたもしっかりしてくれないと、

と言われた。私はイラっとした、

「お母さんも、今日は体の調子が

いいから私にそんなこと言うけど、

この前は頭が痛い助けて~って

私に頼ってくるでしょ、

ほんとに、勝手だよね」

「そう、勝手だよ。ほんで

いいでしょ、お互い勝手で」

「わかった。私ももう言わない」

夕飯後は、母の若い頃に父の他に

付合いを申込まれた人を断ったことを

後悔してるという話しを聞いて(何度も聞いてる)逃した鯛は大きかったねと言った。

その後月食みたりカンガルーの赤ちゃんのテレビを二人で見て、母がお風呂に入った。

母が風呂から上がると、

「熱くなってるから早く入って」

と言ってくれた。

私は「今日は入らない、足洗うだけに

する」と風呂に行って足洗って

居間に戻ると、まだ母がいた。

「なんだ!」ドスのきいた声。

顔付きもやばい。

私は炬燵が消えてるか確認したいだけ。

自分の下着入れた風呂の篭持って母が

「誰か入れんのか?これ(篭)要か」

「また、男のはなし?」

「男でも女でもいいんだ誰か入れ・・」

「誰もいないよ」

「ならいいんだ!警察ざたになったら

なんて言えば、、ゴニョゴニョ」

といいながら、寝室に行った。

テレビをつければ、殺人事件の

ニュースが多いこともあるけど、

急に、不穏になった。

やはり母は、普通ではないのだ。

まだら呆けの状態なのだ。

ほんとに、気を付けないと。