親の介護と猫たちと

50代になり、父親が2年前から認知症の症状が出始め、姉妹で交代で見てきましたが、この度、独身次女の私が実家に戻って介護をすることになりました。かわいい外猫のお世話もありまして、毎日てんやわいやであっという間に過ぎてしまう為、記録を残して反省したり自分を励ましたりして、感謝して過ごせるようにしたいと思っております。

6/1(木)

朝起きたら、母はお腹痛いから

病院行くと言う。

でも保険証が無いという。

この前、私が預かってたが、

返してと言われて母に返した 

ばかりだった。返したことは

覚えてくれてた、良かった。

母が探してる間朝食を

作っていた。それがいけなかったのか。

 

保険証は私がとったことになってた、

「なんかで、咄嗟に仕返ししたくなる時があるんだ、ぱっと隠したりな」

「だから他の人入ってくるの嫌なんだ

色々持ってかれるから」

ブツブツ ブツブツ

私も母のベッド周りを探したが

見つからなかった。

「いいから、そこは無いから

さわらないで」と悪態つかれながら

探しても無く、一緒にいると

私への悪口がすごいので、

私は資源ゴミを捨てに行った。

 

母は朝食は食べてくれ、

それでも私への攻撃がとまらない。

「もう物が無くなるのが嫌だし

本当に怖い。だから出てってくれな」

「あれ、お母さんが妹ちゃんの

近くに行くんじゃなかったっけ?」

「私はここから出ないよ

館長さんが私にくれたんだから」

「そうなんだ」やっぱりコロコロ

変わるんだ、斑ボケか、、

「な、もう荷物まとめて出てって

くれな、明日か?いつだ?

もう一緒に居るのが怖いんだ、

他の人居るのに、知らんぷりしてな、

いないなんてウソばかりついて」

ブツブツ

 

私は洗濯を始めると2階に行った。

その後、昼食を作りに下に降りた、

昼食のラーメンを出すと、

母は食べだした。

私もテーブルについて食べた。

テレビはサラメシを見た。すると、

母は、「あの兄ちゃんに弁当作ってやるのか?夜は作ってやってるもんな、あの兄ちゃんも最初は小さくてかわいいと思ったけどだんだんずーずしくなったな、ご飯食べさせろだなんてな」

「何言ってんの、兄ちゃんって隣りのアパートの人?だから話したことも無いってばよ」

「とぼけんな、昨日もそこの窓から入って来て、台所に行ったよ、隣りの兄ちゃんに言ってやるから、もう食べに来ないでってな」

「言って来てみ、びっくりされるから、なんで、あんなおばちゃんのとこに行くかよって、誰もが思うよ」

「何言ってるの、誤魔化さないで、じゃあ紹介してちょうだい」

「あー私頭痛いから、ちょっと2階に行くね」本当に頭がガンガンしてきた。

「なんだ、都合悪くなると直ぐ頭痛いまったくどうしょうもない」

 

2階に上って、スマホ見てると

母が上って来た。

「いいからな、もう2人で出て行ってちょうだいな」

「うん?なんだこの臭い、線香たいて何お願いしてるんだ、止めてくれな本当に、警察に言ってやるからな、臭い薬燃やしてますって、○い○○○も2人でやってるようですって警察にやるからな」

「どうぞ、でも本当に線香たいてるだけだよ」と線香を見せた。薬なんて燃やしてないよ、、

「わかってる、線香の匂いくらい知ってる」と母は面倒臭く答えた。

 

しばらくして、私は買物行ってくる〜と

母に伝えて急いで玄関を出た。

母は小さく頷いてた。

少し反省してる様子にも見えた。

 

買物から帰ると、母は普通になってた。

「何買って来たの?」

「さんま、ずっと肉が続いたし、、」

「明日妹ちゃん来るんでしょ」

「うん。明日くるよ」

母はとても楽しみにしてるようだ。

夕方、従兄弟が、お盆の提灯の事で、

お花と提灯のチラシを持って

きてくれた。

少し和ごんだ。やはり社会から

取残された疎外感はよくないし、

来てくれて有難かった。

その後は、夕飯、お風呂と

普通に過ごせた。

モニタリングを途中まで見て

2階に上って寝た。