親の介護と猫たちと

50代になり、父親が2年前から認知症の症状が出始め、姉妹で交代で見てきましたが、この度、独身次女の私が実家に戻って介護をすることになりました。かわいい外猫のお世話もありまして、毎日てんやわいやであっという間に過ぎてしまう為、記録を残して反省したり自分を励ましたりして、感謝して過ごせるようにしたいと思っております。

3/1(水)〜3/8(水)

とにかく怒らせないよう

頑張った。

でも、夕食後風呂の用意

してる頃、猫がドタバタして

落ち着かなかったら、

「誰か来るのか?」とまた聞いて

きた。(オトコ入れ疑惑)なんか

嫌味な感じがしたが、

「誰も来ないよ」と流した。

「そうか、猫がおかしいから」

仔猫が走り回って、落ち着きが

なく、ホント誰か来そうだから

困った。誰も来なかったけど。

あと別の日に、風呂他の人いいのか?

と聞いてきて、ガッカリした。

また、朝方のワイドショーで、

東出が出てて、「あの人何で

山で暮らしてるの?」って聞いて

きたから、杏ちゃん渡辺健の

娘が奥さんなのに、浮気したから

離婚して、仕事無くなったの。

と言ったら、「あー杏ちゃんな

双子産んてな大変そうだったな」

と意外に詳しくて驚いた。

 

3/8(木)

あー怒らせないように頑張って

たのに、やってしまった。

夕食後、玄関の鍵をガチャっと

閉めたら大きな音がなった。

私は鼻歌を出してた。

居間に戻ると、「誰か来たのか?」と

母が聞いてきた。

(まるで男が来て嬉しくて、鼻唄だした

みたいだ、、やばい)

「誰も来ないよ、鍵を閉めただけ」

「は?」耳が遠い母が聞いて来た。

「鍵を閉めただけ!何よ!

誰か入れたみたいに言うな!」

「大きな声出すな!床屋の

おばちゃんも、誰か他に泊めてるのか

って、聞いてたよ」

床屋のおばちゃんは一昨日

お悔やみを持って来てくれたのだ。

お茶を出して私も一緒に居たので、

そんな事は、言ってないのは、

分かってる。

「そんなこと、言ってなかったよ!

床屋のおばちゃんも、娘が来て

くれてるから安心だって自分のこと

言ってただけでしょ」嫁に行った

娘さんが、昼間床屋の手伝いを

してくれてるのだ。

母がまたブツブツ文句はじめた。

そのブツブツに、言い返して

しまいました。バカバカな私、

「だから誰も入れてないって」

「さも、潔癖なように言うな

知ってるんだぞ、10年前から

そこの人居るの」

「そこの人って、アパートの人?

知らない人よ、話したこともないよ、

向こうの人も驚くよ、10年前なんて

私、ここに居なかったし」

「そうか」

 

母がトイレに行ってる間に、

湯たんぽを作ってヘッドに

入れてたら、母が戻って来て

「ありがとう、ごめんな」と

言ってくれた。そこでうなずいて

黙ってれば良かったのに

「ごめん、わたしも大きな声で言って」

母の顔色が変わった。

「そうだ、なんであんな声で出して

おかしいぞ」あーやばい。

また、恐ろしいブツブツが始まった。

ふりだしだ。

「もうだめだな、こんなをじゃ

誰かに入ってもらうべな、こんなじ

ブツブツ ブツブツ」

あーやっちゃった。

 

母は、ヘッドに寝たが、

二度かトイレに起きてるようだ。

私はビクついて居間で野球見てる。