親の介護と猫たちと

50代になり、父親が2年前から認知症の症状が出始め、姉妹で交代で見てきましたが、この度、独身次女の私が実家に戻って介護をすることになりました。かわいい外猫のお世話もありまして、毎日てんやわいやであっという間に過ぎてしまう為、記録を残して反省したり自分を励ましたりして、感謝して過ごせるようにしたいと思っております。

10/17(火)

朝食を食べてると、

母は今日は出かけるのか?

と聞いてきたので、

「うん、お母さん運動ね」

「私知らないのに、勝手に

決めて、あんたが行けばいいんだ」

とご立腹。

「勝手にじゃないよ、お母さんも

一緒に話聞いたじゃん」

「行って下さいって言われてるん

だから行かなきゃ、ますます

ボケちゃうよ」

「あんたが行けよ」

「なんで私が行くの?老人学校に

順番なんだって、私だって行くよ

10年後くらいに、、」

散々ごねてたけど、靴下は

自分で持ってきて履くし、

お気に入りのコートも着て

準備はしてくれた。

でもまた「あんたが行きな」

と言うので、「今日、休む?

どっちでもいいよ」

「もう着替えたし、、」と、

観念した感じになり、

お迎えが来ると出掛けて行った。  

16時くらいに戻ってきた。

玄関に着くやいなや、母が

「お父さん来たか?」と言ったので、

怪訝な顔をしてしまった。

スタッフに御礼を言って

母と見送った。

家に上がると「なんであんな

ブスっとした顔して」と

怒られた。

「お父さんなんで来てないの?

あそこの家に行ったのか?」

と繰り返す。不穏。

「お父さんはお墓だよ、あの世」

「そんなの分かってる」

とりあえず着替えて貰って

夕飯の続きを作ってると母が

「あそこの家に連れてって」

「あそこって、分かるの?」

「わかるよ」

「じゃあ明日ねもう真っ暗だし」

「明日か、だな」

食事中もずっと、明日連れてっと

言う。そしてまた、父は今は

母が勝手に思ってる愛人のとこに

居ると思って、なんで帰って来ないんだ

惚れてるからしかたがないのか、と

うるさいので、

「お父さんに愛人なんていないよ!

聞いたことない!そんな仲人して

あげた人とする訳ないでしょ」と

大きな声を出してしまったら、

「そんな大声だしてどうしたの」

「お母さんがお父さんに愛人いるって」

「そんなこと言って、やめなね

大声出すの」と言ってきた。

もう話す気も無くなったので

テレビに集中してたら、

母もテレビのことで話掛けて

くるようになった。

デイサービスに行って、

夕方混乱してきたのか、

父も4時くらいが、

いちばん不穏だったな、、

とにかく、一緒にテレビみた。

母が寝ると言うまで、、

20時には、寝たらと言ってきた。

なので、寝ようかな、と言って

母のパジャマ着替えを手伝い。

紙パットをしてもらい。

ベッドに寝て貰った。

その後ぐっすり寝てくれた。